ファイナンス|リスク

 特別引出権

2009年6月4日に行われた IMF のプレスリリース 「IMF Strengthen Actions to Help Resolve Global Economic Crisis (国際経済危機を解決するためのIMF強化策)」の中で、 IMFが初めて債券を発行すると発表されました。この債券はIMF独自の通貨単位である “特別引出権建て” で発行されるとのことです。

特別引出権SDR : Special Drawing Rights)” とは、IMFのホームページで次のように説明されています。

Today, the SDR has only limited use as a reserve asset, and its main function is to serve as the unit of account of the IMF and some other international organizations. The SDR is neither a currency, nor a claim on the IMF. Rather, it is a potential claim on the freely usable currencies of IMF members.

「特別引出権は準備資産で、IMFや一部の国際機関の取引上の計算単位として使われている。また、特別引出権は、IMF加盟国が自由に 使える通貨に関しての潜在的な請求権である」 と述べられています。

SDRの価値は、毎日決められており、為替相場での主要通貨(米ドル、ユーロ、円、ポンド)の価値を米ドルに換算して 計算されます。例えば、2009年6月26日の SDR1 = US$1.551020 です。

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