英語よもやま話

 アフターサービス:after-sales service

ついつい口から出てしまうのが和製英語。「After service(アフターサービス)」 は、私が最も使ってしまう和製英語で、正確には「After-sales service」です。

アメリカに居た時、プリンターや、PCを購入した際、店の店員に「Could you explain after service?  (アフターサービスについて教えてください。)」 と尋ね、店員から 「What do you mean, after service?(何ですか、それは?)」 と聞き返され、慌てて、「I mean, your after-sales service.」 と言い直したことが何回もありました。心の中で、私は、何で彼らはわかんないんだろうとつい愚痴を言っていましたが。

和製英語の問題は、日本で当たり前のように使っているために、頭の思考回路にあたかも本物の英語のようにインプットされていることです。 外国へ出た場合、いくら理屈では理解しても、咄嗟の時に、その思考回路が活動し、 つい喋ってしまうため、よっぽど気をつけないとミスを繰り返してしまいます。

この他の私の和製英語ベストファイブは、「バイキング(Viking)」、「モーニングコール(Morning call)」、「コンプレックス(Complex)」、「ハイウェー(Highway)」、「シャープペンシル(Sharp pencil)」 です。

日本で食べ放題を意味している 「バイキング(Viking)」、正しい英語では 「Buffet」。 「モーニングコール(Morning call)」 は、正しくは 「Wake-up call」。劣等感という意味で使う 「コンプレックス(Complex)」 は、正式には 「Inferiority complex」。 日本で高速道路という意味で使う 「ハイウェー(Highway) 」 の本当の意味は 「A main public road, especially one connecting towns and cities」 で、 日本で言う国道みたいな公道を意味し、高速道路という英語は 「Free-way, Motorway, Expressway」 です。

シャープペンシルの省略形シャープペンは日常的に日本で使われていますが、英語で書くと “Sharpen” となります。 この英語の意味は 「鉛筆を削る」 と言う意味です。もし、あなたが、「Sharpen.」 と口ずさんだとしますと、英語圏の人は、 「鉛筆を削れ!」 と独り言をいっている変な外国人とあなたのことを思うかも知れません。

英語圏の世界では筆記用具としては、ボールペン(これも和製英語で、正式には Ballpoint pen )、鉛筆 (Pencil )が主流で、 Mechanical pencil (シャープペンの正しい英語)を使っている人に私はあまりあったことはありませんでした。

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