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 仮想通貨取引所

仮想通貨取引所cryptocurrency exchange)「コインチェック」から大量の仮想通貨 “NEM” がなくなったというニュースです。この事件は、2014年にあった“マウント・ゴックス事件”を思い出させます。被害にあったコインチェック社の説明ですと、 何者かがシステムに不正アクセスし、盗んだということです。盗まれたコイン数は、5億2千3百万NEMコインでした。

"Japanese cryptocurrency exchange Coincheck to reimburse customers who lost money in massive theft"

Tokyo-based cryptocurrency exchange Coincheck Inc. said it will use its own capital to reimburse about ¥46.3 billion ($400million) to all 260,000 customers who lost money in Friday's theft.

The company will repay all 260,000 users impacted by the theft of NEM coins, at a rate of ¥88.549 (81 U.S. cents) for each coins, according to a statement posted on its website after midnight Sunday. A total of 523 million coins were stolen, resulting in the loss of almost all customer assets in NEM.

(ソース:ネット japantimes.co.jp ; Sunday 28, Jan, 2018)

記事によりますと、コインチェック社は、被害にあった26万人の顧客に、およそ463億円(1コイン当たり88.549円)、米ドル換算で4億ドル(1コイン当たり81セント)を払い戻すということです。

今回起こった事件について、コインチェック社のセキュリティに問題があったのではないかと、専門家が指摘しています。その一つの指摘は、仮想通貨を保管している場所がネットワークに接続されている環境に置かれていた為に、不正アクセスされ、その結果、 第三者に送金されてしまったということです。

仮想通貨の保管場所が常時、ネットワークにつながれている環境をホットウォレットhot wallet)、一方、通常はネットワークにつながってなく、必要な時につながる環境をコールドウォレットcold wallet) と言います。コールドウォレットとホットウォレットのそれぞれには、メリット及びデメリットがあり、仮想通貨を取り扱う業者は、この二つを組み合わせて管理しているところもあります。

記事の中の重要単語
 ・reimburse(返済する)
 ・theft(窃盗)
 ・capital(資本)
 ・impact(影響を与える)
 ・post(送る)
 ・resulting in(~という結果になる)

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