A member of the Bank of Japan's Policy Board said at last month's meeting that fiscal discipline should be maintained even
when long-term interest rates remain low, according to minutes of the meeting released Thursday.
(ソース:Japan Times ネット版、2014年12月25日)
この記事は、日本銀行が12月25日に公表した、2014年11月18日と19日に開催した政策委員会の金融政策決定会合の議事要旨の中の、 「ある委員は、大量の国債買入れにより長期金利 (long-term interest rate) を押し下げることで、金利による財政規律維持のメカニズムが損なわれるリスクについて は、これまで以上に留意する必要があるとの見方を示した。」という部分を述べたものと思われます。
長期金利がなぜ注目されるかと言いますと、日本銀行のホームページ内で言われていますように、長期金利は、企業の設備投資や個人の住宅投資を大きく左右するからです。
長期金利が下がれば、企業は設備投資を積極的に行い、国民は住宅投資を積極的に行うようになり、経済が活性化します。そして、長期の資金需要が増え、長期金利は上昇することになるのですが、 現在の日本が直面している問題点は、長期金利が低いままで、経済が活性化していないということです。
長期金利の影響因子は、日本銀行によりますと、次の三つです。