おすすめブック
追悼 坂本龍一
坂本龍一さんが、3月28日にお亡くなりになりました。 社会活動も行っていた坂本さんは、音楽関係の方々のみならず、様々な分野の人々と交流がありました。 「教授」こと坂本龍一、「ハカセ」こと福岡伸一 ──長年親交のある二人による初の人生論。 華やかさと裏腹の激動の半生と、いつもそこに響いていた音楽への想いを、自らの言葉で克明に語った決定的自伝。 坂本龍一 音楽の歴史 : A HISTORY IN MUSIC 世界的音楽家坂本龍一の生誕から現在まで(1952―2022年)の人生における音楽の歴史と活動のすべてを包括した唯一の「音楽活動の記録」。 坂本龍一は、何を感じ、どのように時代をとらえ、どこへ行こうとしているのか? 彼の感受性にぶつかるのは何であり、時事性がどのように創作へと彫琢されるのか? |
鳥飼玖美子
鳥飼玖美子さんは、同時通訳で一躍有名になり、ラジオ・テレビへの出演、大学で教鞭を執るかたわら、英語に関する様々な本を執筆しています。 今回、紹介します4冊の本の共通テーマは、「英語と付き合うには、どうしたらいいのか」ということです。鳥飼玖美子さんの様々な経験、体験、調査、研究をもとに、具体的に、分かりやすく、説得力のある 文で書かれています。 「英語公用語」は何が問題か (角川oneテーマ21) 本物の英語力 (講談社現代新書) 話すための英語力 (講談社現代新書) |
「意味順」ですっきりわかる高校基礎英語 (シグマベスト)
“高校基礎英語” という、一見堅苦しい題名ですが、この参考書は、「英語の基本表現をマスターする」 ということを目的としており、広く一般の英語学習者にも薦められる学習書です。 英語の文型は一般的に、「S+V」、「S+V+C」、「S+V+O」、「S+V+O+O」、「S+V+O+C」 の5文型ですが、この学習書は、一つの英文を、5つの “意味順” 、 「だれが」、「する(です)」、「だれ・なに」、「どこ」、「いつ」 に分けています。 例えば、「私は、毎日、学校で英語を勉強する」 という日本語を、「意味順」に分けます。「だれが=私は」、「する(です)=勉強する」、「だれ・なに=英語(を)」、 「どこ=学校で」、「いつ=毎日」。次に、日本語を英語に置きかえます。「私は=I」、「勉強する=study」、「英語(を)=English」、「学校で=at school」、「毎日=everyday」。 これで、「私は、毎日、学校で英語を勉強する」 という日本語が、「I study English at school everyday」 という英文になります。 この学習書で勉強することにより、どんな複雑な日本文でも、この5つの意味順に分けることができ、それを英語に置きかえることにより、自然に英文の構造を身につけることができます。 |
総合英語Forest 7th Edition
良い参考書の条件は、「分かりやすい」 ということです。この参考書は、まさに、分かりやすく、シンプルで、無駄な部分がなく、読みやすい文法ガイダンスとなっています。 この参考書がたくさんの人から支持されている理由の一つは、すべての文法説明が、例文を最初に紹介して、具体的な応用の中で進めていくスタイルにあると思います。文法的な長い説明を読むより、 具体的な例文で理解していくことが、基本となっています。 各項目を3つの段階、「これが基本」、「理解する」、「深く知る」 に分け、最初に何がポイントかを読者に提示し、段階に従って読んでいく中で、理解できるようになっています。 文法と聞いただけで、アレルギー反応を起こす人が多いと思いますが。この参考書は、文のみならず、分かりやすいイラストを多数使用して、読者が入り込みやすく、理解しやすい工夫がなされています。 “Tips for You” というコーナーでは、文法に関する考え方や、使うときの注意や、使い方を違った切り口で説明しており、従来の型にはまった参考書にはなかった工夫も多く、読み物という一面もあり、 気軽に手に取れる “本” になっています。 |