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追悼 坂本龍一

坂本龍一さんが、3月28日にお亡くなりになりました。
坂本さんの訃報を聞いたときに、頭の中に浮かんだのは、教授、矢野顕子、YMO戦場のメリークリスマス、 大島渚、デヴィッド・ボウイ、ラストエンペラーアカデミー賞受賞。

社会活動も行っていた坂本さんは、音楽関係の方々のみならず、様々な分野の人々と交流がありました。


音楽と生命

「教授」こと坂本龍一、「ハカセ」こと福岡伸一 ──長年親交のある二人による初の人生論。
20年来の付き合いという両者が、さまざまな挫折を経験しながら現在に至るまでの道のりを語り合う。 音楽、アート、哲学、科学など、多方面に造詣の深い二人が、対話を重ねた末にたどり着いたものとは。


音楽は自由にする

華やかさと裏腹の激動の半生と、いつもそこに響いていた音楽への想いを、自らの言葉で克明に語った決定的自伝。


坂本龍一 音楽の歴史 : A HISTORY IN MUSIC

世界的音楽家坂本龍一の生誕から現在まで(1952―2022年)の人生における音楽の歴史と活動のすべてを包括した唯一の「音楽活動の記録」。


skmt 坂本龍一とは誰か

坂本龍一は、何を感じ、どのように時代をとらえ、どこへ行こうとしているのか? 彼の感受性にぶつかるのは何であり、時事性がどのように創作へと彫琢されるのか?


鳥飼玖美子

鳥飼玖美子さんは、同時通訳で一躍有名になり、ラジオ・テレビへの出演、大学で教鞭を執るかたわら、英語に関する様々な本を執筆しています。


今回、紹介します4冊の本の共通テーマは、「英語と付き合うには、どうしたらいいのか」ということです。鳥飼玖美子さんの様々な経験、体験、調査、研究をもとに、具体的に、分かりやすく、説得力のある 文で書かれています。


「英語公用語」は何が問題か (角川oneテーマ21)
英語を公用語とすると発表した日本の大企業を紹介し、グローバル化の中での英語の重要性は高まっているが、TOEICの点数での 評価で、社員の本当の英語力を判断することは難しいのでは、との疑問を投げかけています。


本物の英語力 (講談社現代新書)
1.英語は基礎力、2.英語の学習法、3.英語の実践、という三部から構成され、徐々に広がっている「英語格差」に対応するには、どうしたらいいのかを提言しています。 英語の勉強の仕方、アドバイスがたくさん盛り込まれている本です。


話すための英語力 (講談社現代新書)
コミュニケーション能力とは何かについて書かれており、この本の前年に出版された “本物の英語力 ” と併せて読むことにより完結します。 本書は、会話のコツ、リスニングで困った時の対処方法を教えてくれます。


「意味順」ですっきりわかる高校基礎英語 (シグマベスト)

 “高校基礎英語” という、一見堅苦しい題名ですが、この参考書は、「英語の基本表現をマスターする」 ということを目的としており、広く一般の英語学習者にも薦められる学習書です。


 英語の文型は一般的に、「S+V」、「S+V+C」、「S+V+O」、「S+V+O+O」、「S+V+O+C」 の5文型ですが、この学習書は、一つの英文を、5つの “意味順” 、 「だれが」、「する(です)」、「だれ・なに」、「どこ」、「いつ」 に分けています。


 例えば、「私は、毎日、学校で英語を勉強する」 という日本語を、「意味順」に分けます。「だれが=私は」、「する(です)=勉強する」、「だれ・なに=英語(を)」、 「どこ=学校で」、「いつ=毎日」。次に、日本語を英語に置きかえます。「私は=I」、「勉強する=study」、「英語(を)=English」、「学校で=at school」、「毎日=everyday」。


 これで、「私は、毎日、学校で英語を勉強する」 という日本語が、「I study English at school everyday」 という英文になります。


 この学習書で勉強することにより、どんな複雑な日本文でも、この5つの意味順に分けることができ、それを英語に置きかえることにより、自然に英文の構造を身につけることができます。


総合英語Forest 7th Edition

 良い参考書の条件は、「分かりやすい」 ということです。この参考書は、まさに、分かりやすく、シンプルで、無駄な部分がなく、読みやすい文法ガイダンスとなっています。


 この参考書がたくさんの人から支持されている理由の一つは、すべての文法説明が、例文を最初に紹介して、具体的な応用の中で進めていくスタイルにあると思います。文法的な長い説明を読むより、 具体的な例文で理解していくことが、基本となっています。


 各項目を3つの段階、「これが基本」、「理解する」、「深く知る」 に分け、最初に何がポイントかを読者に提示し、段階に従って読んでいく中で、理解できるようになっています。


 文法と聞いただけで、アレルギー反応を起こす人が多いと思いますが。この参考書は、文のみならず、分かりやすいイラストを多数使用して、読者が入り込みやすく、理解しやすい工夫がなされています。


 “Tips for You” というコーナーでは、文法に関する考え方や、使うときの注意や、使い方を違った切り口で説明しており、従来の型にはまった参考書にはなかった工夫も多く、読み物という一面もあり、 気軽に手に取れる “本” になっています。


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