ビジネス用語 : マーケティング

 パーセプション = perception

パーセプション とは、「認識」とか、「認知」とか、 「知覚」という意味です。 マーケティングでは、消費者・顧客の購買意欲を支配する大きな要因をあらわす言葉です。

「いい製品なのに売れない」 とか、「こんなに広告宣伝費を使っているのに売れない」 とか、販売担当者の嘆きをよく聞きます。 製品・広告に対する売り手と買い手の認識の違いをパーセプション・ギャップperception gap) といいます。

このパーセプション・ギャップ をなくすことがマーケティングの重要な仕事です。 その為には、様々な調査が必要ですが、時間も費用も大変かかります。 最近ではネットを利用したマーケティング・リサーチmarketing research)が 大きなビジネスとなっています。「Yahoo!リサーチ」、「iMiネット」、「マクロミルモニタ」 のような消費者のパーセプションをメーカーに代わってリサーチするサイトが多くなっています。

アメリカの著名な経済学者フィリップ・コトラーは、消費者・顧客の異なった パーセプション認識)の違いは次に示す心理学的な過程の中から生じる と述べています。

  • 1. selective attention
  •  (選択的注意): 個人的な興味をひくものに注意し、
  • 2. selective distortion
  •  (選択的こじつけ): 個人的な志向に適合させ、
  • 3. selective retention
  •  (選択的記憶): 個人的な考え方、信念にあうものを記憶。

マーケティングトップへ

スマートフォンサイトへ